「…鶫、お前はそれを使うな。」
先生の部屋から出た後あたしたちは自室へと戻った
沈黙だったところ以蔵さんが突然話しかけてきた
「え?」
「もえお前の手を汚したくない。だから、それを使うな。」
「いいえ、あたしは使います。」
「鶫!」
「命令なのならば仕方ありません。それに、邪魔するのはいけないことですから」
そう、命令ならあたしは仕方がなく思ってしまう
その命令がどんなに罪の重いことでも
命令ならあたしは従う
あたしは刀をぎゅっと握って以蔵さんを見上げた
「以蔵さんがどんなに言おうとも、あたしの考えは変わりません。あたしを救ってくれた先生や以蔵さんを守してくださ。」
あたしは以蔵さんに頭を下げた
「……。鶫、頭をあげろ。」
「けど、」
「命令だ。頭をあげろ。命令なら聞くんだろ?」
あたしは頭をあげ、以蔵さんをみた



