そのあと、あたしたちは話をすることもせずただ月を見て団子を食べていた
食べ終わりあたしは睡魔に襲われた
結局負けてしまって寝てしまった
「鶫。」
「……」
「鶫?」
「…スー。」
「なんだ、寝てるのか。ふわぁ…。俺も少し寝よ。」
以蔵は鶫に寄りかかると目を瞑った
けど、
「眠れない。」
鶫がいるからなのか以蔵は気になって眠ることは出来なかった
「…スースー。」
隣では規則正しく鶫が寝息を立てている
以蔵はその寝顔を眺めていた
(本当に鈴鶫なのだろうか。だとしたら、俺はどうやって接していったらいいんだ?)
元は狼だった鶫を最近どう接していったらいいのか分からなくなってきていた
鶫が人間姿で初めて出会った頃は好きだった
けど、
今は分からない。



