悩むが先にあたしが口を開いた
「いーくん…?」
「その名前で呼ぶなって…え?」
無意識にあたしの声に反応したみたいなのかあたしをみて驚いていた
「いーくん…?鷹夜さん、…いーくんなの?」
「……どうしてお前がむかし俺が呼ばれてた名前知ってるんだ?高杉らにも教えてないはず。」
あ、やっぱりいーくんだ。
いーくんが言った言葉に確定した
あたしは思わず籟様の言いつけを破ってしまう
袖口からあの切れ端をいーくんに見せる
「その布…、昔鈴鶫にあげた…って、お前の名前。」
何かに気付いたのかいーくんは考えた
周りの人間たちは黙ってただあたしたちの会話を聞いていた。



