「ちょ、お前…、もしかしてそいつに、ちょ…っだぁ!」
「本当に黙れ、高杉。」
「久坂、いきなり叩くことはねぇだろ!」
「卑猥な事を言うな。」
「そうかー?」
「伊藤さんは呑気ですね…。」
それぞれ各々で反応していた
「っててて。それで?なんでお前にとってお前は飼い主なんだ?つうか、そいつは誰だ?あの見世物の主か?」
「見世物…主…違う。主…怖い。」
「じゃぁ、誰だ?」
探るように人間たちはあたしをみる
あたしは口を開こうとした
けど、
不意に籟様からの言伝を思い出した
『もし、その人間に会えたとしても正体を明かすんじゃない。自分から明かしてはいかん。』
いーくんに会えても
いーくんには駄目。
だけど、なんとなく怖い。
狼だと知ったら人間達はどういう反応するの?
また虐められるの?



