そしたら人間みたくお話し出来るし、
ずっといられる。
そこまで思いあたしは我に返った。
(……!い、いけません。こんな考えは駄目です。)
変な考えを消し去りまた何時ものようにあたしはあの子を待った。
暫くするとあの子の匂いがした。
けど、それと同時に違う匂いもした。
「こっちにおいで。」
と、あの子の声が聞こえた。
あたしは右足をひこずるようにしてその子の元へ行った。
「ひぃっ…!」
「あっ!」
悲鳴に近い驚きの声と、
普通の驚きの声っぽいのがすぐ近くで聞こえる。
あたしは気にせずあの子へと一直線。
「元気いいな。ははっ。」
何時ものようにあたしに見せるお日様みたいな笑顔を向ける。
そしてあたしが好きな少しゴツゴツした暖かい手で頭を撫でてくれる。
あたしはこの時が1番好き。



