会いたい。~それは2度と叶わない願い~




「で?最初から聞かせろ」


久坂さんについて行くと少し広い部屋へと入った


そしてあたしを囲むように、人間たちは座った


「友達…2人、駆け落ち…見守った。けど、佐伯さん…裏切った。2人、殺した……だから佐伯さん、殺した…」


「つまり、友達とその恋仲が駆け落ちしているところを見守った。けど、その最中に協力していた佐伯が裏切って2人を殺した。復讐のために佐伯を殺した。…ってことか?」


あたしの言いたいことを手を握ってくれた人間が説明してくれる


「成る程な。」


「女、名はなんだ?」


「…鈴鶫。」


「鈴鶫…といったら、あの見世物屋にいた鈴か?」


「うん…」


「だが、その名でこれから過ごして行くと捕まる。」


「は?」


久坂さんは訳を話した


「殺した所を、こいつのことを知ってる輩に見られたんだ。」