「着たな?ほら、走るぞ!」
「……。」
「おいっ!」
「……っぁ。」
怖い、怖い…
さっきは落ち着いたのにまた恐怖を感じた
佐伯さんの屍を見たからだ
それにあたしの手にまだ血がついてる
「…っあ……っ!」
声もまともに出せない。
「早くっ!」
そう人間が声に出した時だった
また向こうの方から足音が聞こえてきた
それもたくさん。
その音であたしは我に返った
「ほら、行くぞ!」
あたしは落ちてる短刀を広い鞘に収めた
そしてその人間に手を引かれ走った
あたしたちが去って行ったと同時に見廻組はあたしたちがいた場所についていた頃だった



