次の日も
またその次の日も
あたしは佐伯さんを探した
朝も昼も夜も
あたしは何度も何度も町を歩きながら探した
だけどどこにもいなかった
佐伯さんを探し始めて10日目の夜やっと見つけることができた
あたしは一か八かの賭けで行ったことのない辺りを探して見た
昼かというくらい明るいところ。
あぐりちゃんは確か、島原通りと言っていた気がする
そんな島原通りの裏のところに佐伯さんは歩いていた
人通りもあまりなくて
暗くて
そんな場所だった
あたしは鷹夜さんからもらった短刀を取り出し抜いた
そして背後から勢いよく首の後ろを振りかざした
「うわぁぁぁぁあ"!!」
あたしの力が強すぎたのか
はたまた短刀の切れ味がよかったのか
佐伯さんの頭をはねてしまった
「…っはぁ、はぁ…っ。」
こ、これで仇を打った…?
息を大きく吸えば血の臭いが漂う
倒れている佐伯さんの体はピクリとも動かない
「…っはぁ。…はぁ、はぁっ……」
ガシャン
手に持ってた短刀を落とした
手をみると微かに震えていた
震えるのをこらえるため手を握るとぬるっと気持ち悪い感触がした
あたしはただその手を見ていた
「何の騒ぎ?」
声を駆けつけた人間が一人やってきた
「…お前……」
「…はぁっ、はぁ…。うっ…はぁっ」
「…っ!この死体の顔は…っ!おいっ!大丈夫か?落ち着いて深呼吸をしろ!」
言われた通りにあたしは深く深呼吸をする
あ、だいぶよくなった



