会いたい。~それは2度と叶わない願い~



な、何が起きたの?


愛次郎さんが倒れたと思ったら次はあぐりちゃん?


「なんだよ。面白くねぇな。帰るぞ」


佐伯さんは3人を連れて去って行った


いなくなったのを確認するとあたしは2人の元へと行った


「あぐりちゃん…?愛次郎さん?」


あたしは2人の名を呼ぶ


だけど、2人はただ暖かい血を流して倒れているだけだった


「……っ!!」


またあの時の記憶が蘇る


ー(父様!)


(大丈夫。心配しなくてもいいからな。)


(けど、)


(…っ、大丈夫だか、ら……)



(父様?)


(……。)


(父様ー!)ー



「……っ。だ、大丈夫…、2人…助かる…」


痛む頭を抑えながらそう何度も呟いた



そしてまたあの時と同じように


ー(仇は必ず打ってみせるから。)


「仇、打つ…!今度…必ず!」


あたしはそう決心した


父様の仇は取れなかった



だから今度の2人の仇は必ずとって見せる


少しずつあたしの中が変わりだした