会いたい。~それは2度と叶わない願い~


5日とはあっと言う間に過ぎるほど短かった。


___残り1日後


「今日はもう終わり。」


「…ありがと、うございました…」



日が暮れ始め今日の1日の稽古は終わった


「…早ければ今日の夜にでも、2人はここを出る。」


「…うん。」


「本当はやりたくないけど、あげる。」


あたしの手の平を強引に開け、鷹夜さんは何かを握らせた


黒い筒みたいなもの



「短刀だ。使うときは鞘を抜け。」


そう言って短刀…というものの使い方を教えてくれた


「…2人になにかあったらこれで、殺れ。狙うのは稽古中に教えた急所を狙うんだ。」


「2人だけではない、お前の身に何かあった場合もやるんだ。」


あたしはただ言ったことを覚えて頷くだけしか出来なかった。