会いたい。~それは2度と叶わない願い~


あたしはその子と同じような感じで、寄り添った。


(……が、が頑張って下さい。)



「ほら、その子が寄り添ってくれてるんだから、少しの間我慢しなさい。」



「はい…、先生。」



時々痛そうな声を出しながら、その子は我慢し塗ってもらってた。



塗り終わると手首に白くて長い、蛇みたいな何かを巻いていた。



全て終わると、その子はあたしを撫でた



「いい子、いい子だ。」



優しく優しく何度も撫でた。



狼とは違い暖かく柔らかいその手で。



あたしはその手が好きになった。



初めて会ったのに


人間は怖くて嫌いなのに、



あたしはこの手、この子が好きになった



この子なら信じられる

この子なら怖くない



あたしはもっと撫でてもらいたくてその場に寝転がった。



すると

大好きな手があたしを包み込むように撫でた