会いたい。~それは2度と叶わない願い~



「鈴鶫ちゃん?今帰り?」


「うん…」


家につくとあぐりちゃんが心配そうな顔で待っていた


「あのね、鈴鶫ちゃん。帰ってきたばかりで申し訳ないんだけど話があるの。」



「何?」


「5日後にねここ…京を出ようと思うの。鈴鶫ちゃんも連れて行ってあげたいけど…」


「気にしない…。あたし、気にしない…。独り…大丈夫。」


あたしは急いで自分の部屋に向かった



「鈴鶫ちゃんっ!」


あぐりちゃんがあたしの名を呼ぶ。



だけどあたしは応えられなかった。



その日あたしとあぐりちゃんは話をしなかった。