「…暁の香りがしたから…」 恥ずかしそうに莉茉ちゃんが睫毛を伏せた。 ……可愛いよ。 恥じらう姿は、好きな女なら尚更そう思うだろうけど…。 ほら、 そんな莉茉ちゃんに暁の顔もだらしなく緩んでいるけども…。 「……あの、俺がいるんですけど…。」 俺の存在を無視して、いちゃつかないで下さいっ! 何、この放置プレイ!! ………泣けてくる。