寵愛の姫 Ⅱ【完】




「…………これで暁の機嫌が悪くなるんだろうな…。」



溜め息を1つ吐き出して、インターフォンを押す。




莉茉ちゃんとの時間を奪いたくは無いけれど、此ばかりは仕方がない。



「……俺、殺されるんじゃないか?」



ふと、最悪な展開を思い浮かべてみる。





もし、



………莉茉ちゃんと暁が良い感じになってたら…。