寵愛の姫 Ⅱ【完】




「莉茉。」


「…うん?」


「少し眠れ。」




流石に身体が辛いだろう。



このまま休ませべきだ。



「……ん、そうする。」



さらりと髪を梳けば、莉茉が目を細そめる。



「暁…。」


「ん?」


「―――幸せ。」



ぴたりと、手の動きを止めた俺へと涙を溢した莉茉がうっすらと微笑んだ。