「莉茉。」 「…うん?」 「少し眠れ。」 流石に身体が辛いだろう。 このまま休ませべきだ。 「……ん、そうする。」 さらりと髪を梳けば、莉茉が目を細そめる。 「暁…。」 「ん?」 「―――幸せ。」 ぴたりと、手の動きを止めた俺へと涙を溢した莉茉がうっすらと微笑んだ。