「……暁の馬鹿…。」 ベッドの上で力尽きた莉茉が潤ませる瞳で俺を睨む。 「ふっ、声が掠れてるな。」 そんな顔で睨まれても怖くねぇんだよ。 逆にそそられるだけだ。 事情の跡が残る莉茉の身体が、何とも言えない色香を醸し出していた。 「…声が上手く出ない…。」 莉茉が顔を顰める。 …少し啼かせ過ぎたか…。