「もう、帰るか?」 「ん、暁と一瞬に帰る。」 無意識なのか、 一瞬に帰ると言い切る莉茉に顔が緩む。 自分が戻る場所が俺なんだと。 ………そう、思ってくれている証拠だろ? 「あぁ、帰ろうな。」 莉茉の肩を抱いて、そのまま龍神の溜まり場を後にした。