「じゃあ、行くね?」 「…あぁ。」 行くなよ。 なぁ、莉茉。 この狂おしいほどのお前への思いを抱える事が、俺への罰と言うのなら、 ………苦し過ぎる。 遠ざかる愛おしい女の背中。 「っ、莉茉っ!」 咄嗟に引き止めた俺の声に小さな背中がびくりと揺れた。