「…う、ん…。」 伏せられた莉茉の瞳。 その事に胸が痛むけど、会えた喜びもあった。 …来てくれねぇかも。 そんな俺の不安は、目の前にいる莉茉の姿に掻き消えた。 「大丈夫だ、莉茉。」 俯く莉茉の顔を暁さんが覗き込む。 「…暁…。」 「俺がいる。」 「うん。」 暁さんが莉茉の細くて華奢な肩を引き寄せれば、その表情が和らいだ。