「っ、」 それだけで、ぴくりと私の身体が跳ねる。 至るところが敏感になっているみたいで、震えが止まらない。 「…もう、これで莉茉は俺から逃げられねえな。」 「……暁……。」 満足そうに呟く暁に私の顔が綻んだ。 …………逃げるはずないのに。 それでも、暁にそう言って貰えるのは嬉しい。