寵愛の姫 Ⅱ【完】



「本当?」



ぱっと顔を輝かせる莉茉に俺は目を細める。



「あぁ、貸してやる。」



お前が望むなら、何でも貸してやるよ。



買い与えたって良い。



「莉茉、横を向け。」


「ん。」



素直に横を向いた莉茉の髪を、俺は掻き上げた。