寵愛の姫 Ⅱ【完】




「だな、煙草は二十からだ。」


「…………?」



笑い声を噛み殺す暁を不思議に思いなごら、疑問を解消する為に私は口を開いた。



「ねぇ、だから暁は私に叶くんと会わせようと思ったの?」


「あぁ、莉茉が桜樺に通い始めれば、嫌でも叶と顔を合わせる事になるだろうからな。」


「そうだね。」



何も知らずに桜樺に通って、叶くんに会っていたらどうなっていたか……。




そう考えるだけで恐ろしい。