寵愛の姫 Ⅱ【完】




「…………ねぇ、暁。」


「ん?」


「今、叶くんが桜樺に通ってるって聞こえたんだけど……。」


「あぁ、あいつは桜樺の3年だ。」



はっ?




3年生?


……って事は……



「叶くんは、高校生なの!?」



思わず叫んでいた。