「何か思い浮かんだの?」 お母さんが私の顔を覗き込む。 「はい、実は―――。」 にっこりと微笑んで、お母さんに“それ”を告げた。 「あら、莉茉ちゃんはそれが欲しいの?」 「そうです。」 「分かったわ、それも買って行きましょうね?」 優しく微笑んで、店員さんから先ほどの商品を受け取ったお母さんに、手を引かれて歩き出した。