「莉茉ちゃんは他に気に入ったものはなかったの?」 「はい、何だか気後れしちゃって……。」 価な宝石店は居心地が悪い。 「気後れ?」 「えぇ、触るのも恐れ多い気がします。」 「まぁ。」 お母さんの顔が破顔する。 「莉茉ちゃん、何もそんなに固くなる事はないのに。」