「はい、やっと手に入れたました。」 照れ臭くなって、自分の指に視線を落とす。 手を宙に翳すと小さな羽が飛び立ったような気がした。 「さぁ、莉茉ちゃん。次のお店に行くわよ。」 バックを手に颯爽と立ち上がるお母さん。 「はい。」 張り切るお母さんに私は笑って頷いた。 「あっ。」 急に口に手を当ててお母さんが立ち止まる。