深紅の薔薇に回りに蔓を散らした構図は、とても綺麗な仕上がりだと思う。 凛としたお母さんにはぴったり合っていた。 「そう?」 満更でもなさそうにお母さんが目元を緩ませる。 「…でも…。」 「……?」 「どうして莉茉ちゃんは羽にしたの?」 爪先から顔を上げたお母さんに私はにっこりと微笑む。