「ありがとうございます、とても気に入りました。」 「それは良かったです。」 まじまじと見つめる私に、店員さんの緊張に強張っていた顔が綻ぶ。 「あら、良いじゃない。」 「お母さん。」 私の爪先を見たお母さんの賞賛に嬉しくなった。 「お母さんの爪も綺麗です。」