過去を忘れるんじゃなくて、乗り越える為に。 もう、逃げない。 立ち向かおう。 目の前の全ての事に。 「…そうか。」 「うん、暁には迷惑を掛けちゃうかも知れないけど…。」 それだけが気掛かり。 「迷惑になんかならねぇよ。」 ふっと笑った暁が私の髪をくしゃりと撫でる。