寵愛の姫 Ⅱ【完】





「っ、お母さんが言ってた。『あなたなんて、生まなければ良かったのに…。』って!」


「…莉茉…。」



こいつは一体、どれだけの痛みを抱えてきた?




―――傷付いて。


―――苦しんで。




何度、


…………1人で涙を流し続けたんだろう。



「ねぇ、暁。私の生まれてきた意味って何?」



何度、不安な夜を孤独に過ごしてきたんだろうか……。