「あぁ、お帰り。」 「うん、ただいま。」 手を差し伸べれば、にっこりと微笑んだ莉茉が俺の腕の中にすんなりと戻って来る。 それだけで、親父に対しての怒りも緩和される気がした。 「どこに出掛けるのかは決まったのか?」 細い腰を引き寄せる。 「うん、決まったよ。」 「どこだ?」 変な所じゃねぇよな?