寵愛の姫 Ⅱ【完】




「…何だか、照れるな。」


「え?」


「私達には2人の息子しかいなくてね。」



……2人。



暁には、お兄さんか弟がいるんだ…。



「君にお父さんと呼ばれるのは結構、嬉しいもんだな。」


「あら、頼さんがお父さんなら、私はお母さんね。」




しみじみ呟く頼さんの隣で美夜さんも嬉しそうに微笑んだ。