まじまじと膝の上に座っている姿を美夜さんに見られるのは恥ずかしい。 「…何で?」 「だって、暁のお母さんが居るんだよ?」 「だから?」 そんなわたしの羞恥心に平然と返す暁を唖然と見上げる。 ……駄目だ。 暁には、この恥ずかしさが分からないんだ…。 がっくりと肩を落とす。 「―――彼女が困惑してるじゃないか、暁。」 その瞬間、くすくすと穏やかな笑い声が部屋の中に良く響いた。