「……帰りてぇ。」 ―――切実に。 莉茉の首筋に顔を埋めて、甘い香りを嗅いで癒される。 「…暁って…。」 「うん?」 「甘えたなんだね。」 くすくすと笑い出した莉茉が優しい手付きで俺の髪を撫でた。 「…お前にだけだ。」 「え?」 「こうして甘えるのはな。」 そんなの、 ……お前だけに決まってるじゃねぇか。