寵愛の姫 Ⅰ【完】





「莉茉、ちゃんと掴まってろよ。」


「……はい。」




おずおずと腰に回される莉茉の腕。



「…………。」




それだけで、どきりと胸が高鳴る。




「――行くぞ。」



しっかりと、莉茉の腕が腰に回されたのを確認した俺は、バイクを走らせた。