「……。」 「……?」 ヘルメットを見つめたまま動かない莉茉に俺は首を捻る。 「…莉茉、どうした?」 顔を覗き込めば、莉茉は恥ずかしそうに目をさ迷わせた。 「…すみません。」 「うん?」 「…付け方が分からないです…。」 涙目の莉茉に俺は吹き出す。 「早く、そう言えよ」 笑いながら莉茉からヘルメットを取り上げ、付けてやる。