「茉莉ちゃん、どうしたの?」 リビングから顔を出したお母さんに、携帯を仕舞って振り返る。 「ううん、何でもないよ?」 「そう?」 お母さんの顔が和らぐ。 「茉莉ちゃん、お父さんと出掛けるけど、一緒に行かない?」 「うん、行く!」 にっこりと微笑むと、お父さんが待つリビングへと足を進めた。