「っ、!」 次の瞬間、 背中に掛けられた“彼女”の聞きたくなかった声によって、大袈裟なぐらい私の肩が跳ねる。 「…… 茉莉(まり)。」 恐る恐る振り返れば、会いたくなかった私と全く同じ顔をした妹がいた。 ーーー莉茉と茉莉。 似たような名前を与えられた、双子の姉妹。 …………私達2人は、そっくり同じ顔をした一卵性双生児だった。