「――良し!」 自分自身で最後のチェック。 何て言ったって、天野さんと出掛けるのなら、少しでもましな格好をしなくてはいけない。 ……少しでも釣り合えるように…。 「……。」 まじまじと自身の今日の服装を見下ろす。 この狭い部屋に鏡なんて物はなく、本気に寝るだけの広さしかない。 殺風景な程に何も置かれてはいなかった。