こっちを見ろ。 俺だけを見てくれ。 他のやつなんか見るな。 …………言えない言葉の数々。 さらりと遠くを見つめる莉茉の髪が風によって靡き、項を露にさせた。 「っ、」 ―――抱きてぇ。 それだけでも、俺を欲情させるには十分だった。