「…暁…。」 莉茉が俺の袖口を握る。 小刻みに手さえも震えてた。 ……愛おしい。 込み上げる莉茉への思い。 「莉茉。」 その小さくて細い、今にも折れてしまいそうなくらい繊細な莉茉の指に、自分の手を重ねる。 「莉茉、 ―――ーーーー俺はやくざだ。」 「……え?」 莉茉の瞳が見開かれた。