「莉茉。」 俯いて震える私の身体を暁が強く抱き締める。 「…暁っ…。」 ーーー助けて、暁。 嗚咽を飲み込みながら、唯一の温もりに縋り付く。 「――消えろ。」 「っ、」 低い暁の威嚇に誰かが息を飲む音が微かにする。 「莉茉はお前に会いたくないないそうだ。」 「っ、暁さん、それはっ…!」 「ーーー黙れ。」 静かな怒気にその場の空気が凍り付いた。