「莉茉…?」 その小さな“彼”の声にびくりと私の肩が跳ねた。 …まさか…… 偶然にしても“彼”と会う訳がない。 そう、言い聞かせて恐る恐る視線をそちらに向ける。 「っ、」 目の前が真っ暗になった。 ……なぜ、彼がーーー。 「…叶くん…。」 呆然と立ち竦んだままこちらを凝視する叶くんがいた。