「……莉茉ちゃん、暁はお揃いのカップを選んで欲しいんだよ。」 笑いを堪える俺に莉茉ちゃんの視線が向けられる。 「そう、何ですか?」 「そうそう、だから選んであげてくれる?」 「分かりました。」 疑うって事を知らない莉茉ちゃんは暁に笑い掛けた。 「行こ、暁。」 「…あぁ。」 それだけで、機嫌を直した暁は頬を緩ませる。 「ーーー全く、暴君さまのご機嫌を直すのは骨が折れる。」 やれやれ、と暁の手を引いて歩き出した莉茉ちゃん達の背中を見送った。