「……暁。」 「うん?」 「嬉しい、ありがとう。」 本当に嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。 テディベアだけでこんなにも純粋に喜ぶ莉茉ちゃん。 大人びた容姿なのに、その本質は幼さが混じり会っている。 ……それは、彼女の育ってきた境遇に由るものが大きいのだろう。 微笑ましく見つめていれは、莉茉ちゃんの視線が俺へと向けられる。 「……大雅さんも。」 突然、莉茉ちゃんに名前を呼ばれて驚いた。