「莉茉ちゃん。」 「っ、」 ぴくりと俺の声に跳ねる莉茉ちゃんの肩。 「…大丈夫、大雅だ。」 透かさず宥める暁。 「大雅さん…?」 暁の裾の辺りを掴んだ莉茉ちゃんが恐る恐る俺へと振り返った。 「……あの?」 不思議そうに俺を見上げる莉茉ちゃん。 その顔には、困惑が滲み出ている。 「ーーーはい、どうぞ。」 そんな彼女に、にっこりと笑ってテディベアを差し出した。