「……莉茉?」 暁が莉茉ちゃんの視線の先を辿る。 ……何だ? 俺も気になってそちらを見れば、莉茉ちゃんの目線の先は、 …………親子連れの客。 子供の胸元には、小さなテディベアを抱えられている。 「……莉茉、欲しいのか?」 「…え?」 肩を抱いて自分の方へと引き寄せた暁に、はっとしたように莉茉ちゃんの顔が向けられた。