寵愛の姫 Ⅰ【完】




「莉茉は何食べる?」



メニューを差し出す暁。



「…ありがとう。」



受け取って中を見る。



色々な種類がメニューにあるのだけど……。


全然、頭の中に入ってこない。




……駄目だ。



気になって選べないよ。



「……ねぇ、暁。」



思いきって、メニューをテーブルに置いた私は、目の前の暁を見上げた。