「莉茉、他に欲しい物はあるか?」 暁が私の顔を覗き込む。 「…ないよ」 私は首を横に振った。 「もう、一杯買ったじゃない。」 「そうか?」 「…そうだよ。」 どこか不満そうな暁に苦笑いを浮かべる。 「ーーーなら、飯にするか。」 呟いた暁が私の肩を抱く腕に力を込めて歩き出した。