寵愛の姫 Ⅰ【完】




「……。」




低い俺の声に、大輔は何も答えない。




……それが無言の肯定に思えた。



「っ、」



神妙な顔の大輔に、怒鳴りそうになるのをどうにか飲み込む。




―――俺がこいつに当たるのは、ちげぇ。




暴れだしそうな身体ををぎゅっと拳を握り締めて堪えた。